コラム

新たな始まりのための終活【遺言相続】

誰もやりたくない?終活

 

「終活、という言い方がどうも…」という相談者の方も、本当に多くいらっしゃいます。

なにも今すぐ決めなくてもいいことを、真剣にあれこれ考えるのは、とても疲れますから。

そろそろ考えなくてはならないな、と思いつつ先延ばしになってしまう。

遺言書を書くほどのことなのか、書くとしたらどうやって書くのか。

AIに作文してもらったもので事足りるのなら、お金を払って行政書士に相談する必要もないのでは。

いつかはやることになる終活、しかし今ではない。

 

少し前、公証役場で「公正証書遺言」を作る現場に立ち会いました。

公正証書遺言とは、ご本人様が希望する遺言書の内容を公証人が文章にまとめ、公証人と証人2名が公証役場で内容を確認し、

署名・捺印することにより完成する遺言書のことです。

行政書士事務所として、当事務所もご本人様と公証役場との「橋渡し」(遺言書作成サービス)をいたしますが、

このときは、当事務所は遺言書の内容を確認する当日の「証人」として立ち会わせていただきました。

ご本人様の想いが盛り込まれた遺言書が読み上げられるとき、なんともいえぬ静かで安らかな時間が流れます。

署名を終え、公証役場を出るとき、遺言を作成された90歳過ぎのご本人様が、

「人生で初めて公証役場に来ました」とおっしゃっていました。

終活のために個人的なことを行政書士に相談するなんて、人生で初めてという方のほうが多くいらっしゃいます。

なんだか気が引けるし、変なことは言えないし、相談しづらい、という気持ちがよくわかります。

 

「ササっと終活しておけば心配ごともなくなるよね!」

 

話は変わりますが、先日、会社員時代にお世話になった方が郊外でカフェをオープンしました。

一緒に働いていたときは不動産営業社員としての一面しか知らなかったのですが、

30年ほどのサラリーマン生活を経てからの起業、

長年企画を温めてじっくりと準備してきたことが伝わってくる、

こだわりや知恵がたくさん詰まったメニューを提供するカフェです。

その方が、ふとおっしゃいました。

「終活、早めに終わらせておけば心配ごともなく、パワフルになんでもできるかも!」

その方にとっての「終活」は、

自分のやりたいことを思い切りやるための、きっかけ作りなのです。

 

相談することで「終活の時短」ができる

 

このカフェ経営者さんは、

終活を早めに終わらせて、不安なく思いっきり世界旅行を楽しみたいとのことで、

こうしたお考えの方のために当事務所は何ができるか。

「終活の時短」だと思いました。

自分ごとなので、あれこれ思いを巡らせる時間も大切ではありますが、

ご相談だけでも早めにいただければ、

御自身の終活として最低限なにを準備しておけばよいのかがわかり、

モヤモヤと考える時間が少なくなるかもしれません。

必要となりましたら、下記フォームよりお問い合わせください

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